プレスクール・あそび発達インストラクターレポート

岩切眞奈美さん (会社員/幼児教育関係)

【立場と活動場所】

幼児教育会社 愛知エリア長
契約園での教室、自社のサロン

【講義を通して新たな発見となった事柄】

今まで、子どもがより良く生きるためには、「大人が成熟していることが重要であり、そのためには大人が大量の知識を習得し子どもの背景を感じながら子どもと関わることが大切である。」という部分に重きを置いていましたが、非認知スキル5要素の
• やり抜く力
• 集中力
• 自己肯定感
• 協調力
• コミュニケーション力
をどのように育むかを意識し十分なスキルを身につけ関わることの重要性も発見できました。(5要素が互いにかつ認知スキルも影響し合い総合的取り組みが必要であることも理解できました。)
J・ヘックマンの教育経済学の研究では、幼少期の投資が能力を育む環境として重要な役割を担っていることがわかり、とても興味深く感じました。

【インストラクターとしてお母さんに伝えたいこと】

子どもの幸せを願わない親はいない。
「将来のために本当に必要なこと」とは何なのか?を「あそび」を通して伝えたいと思います。
また、お母さん自らが遊びから得る子どもの能力の可能性を信じ、意欲的に子育てができるのだということを伝えていきたいと思います。

幼稚園の経営者は遊びも大切な教育と理解しています。しかし現場の若い幼稚園教諭は“教える”ことに目がいってしまいます。
保育園の経営者は遊びが大切な教育と全面に言います。しかし現場の若い保育士は遊びを遊びと捉えて保育してしまいます。
教育者がお母さんの子育てを支援するためには、あそびの重要性を感じ、知識を備え伝える必要があります。
「あそび」とは、無目的でおこなわれるものですが、関わる大人の目線や感じ方、言葉の発し方により子どもの興味関心の引出し方は大きく変わります。そしてそれが子どもの将来の行動選択にも影響があると思います。

遊び方がわからず戸惑うお母さんに伝える第一歩は、 「お母さんは子どもが遊ぶ時の安全基地なんだよ。自分が遊び方をわからなくても不安に思わないで。我が子の動きや表情をしっかりと見て、子どもが笑ったら笑い返し、子どもが手に持つものを差し出したら笑顔で受け取り、感じたままに転がしたり、子どもに渡したりするだけでも心のキャッチボールはできているんだよ大丈夫。
スマホを見ているんじゃないんだもの。しっかりと子どもを見ているのだもの。100点満点!
遊びに目的はないの。たくさん声をかけてあげて。「すごいね」「おもしろいね」「できたね」「お母さんも楽しい」たくさん褒めてメッセージをもらった子どもは自己肯定感が生まれ 「何だかできるかもしれない。」って意欲のある子、やり抜く力を持つ子になるの。
お母さんも子どもの頃たくさん遊んだよね。夢中で遊んだ記憶。あんなことをしたらこうなったな。その体験が大きくなった時の様々な場面で見立てにつながってるの。 すごいでしょ。大丈夫、遊びは学びになっているからね。」

お母さんが不安になれば、子どもは遊べません。自分の過去体験に照らし合わせてみたり、気負わずできる内容を具体的に話し、ハードルを下げてお母さんが遊びに関わりやすいようにしたいと思います。
子どもの幸せを願うお母さんが心豊かであれば、子どもは安心の中で行動し、知恵を身につけます。知恵は将来を豊かにします。
あそびを通してコミュニケーションを豊かにし、あそびを通してアイデンティティーを創り、あそびをとおしてやり抜く力を養ってほしいと願います。

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