アタッチメント心理カウンセラー

アタッチメント心理カウンセラー

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人と人が関われば、必ずそこに悩みが生じる

「人の悩みは、すべて人間関係から生まれる」
そういったのは、心理学者アドラーです。
わたしたちは自分のことさえ、よくわかっていません。ましてや他者のことは、もっとわかりません。そんな“自分”と“他者”の感情と行動が、複雑に絡むのが人間関係であり、この社会の主たる営みです。コントロールできないし、思い通りにならないし、決められない。“悩み”というのは、そういうところで生じます。そうした「悩み」に寄り添い、答えを見つけるお手伝いをするのが、カウンセラーです。

カウンセリング・スキルは、「よりよく生きるための知恵」

「心理カウンセラー」と聞くと、難しそうとか、大変そうとか、心理療法家の仕事だというイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし、当協会が考える「カウンセラー」はもっと身近な存在、どこにでもいる人です。それは、「カウンセリング・マインドをもった大人が、もっと世の中に増えればいい」と考えるからです。

近代心理学もようやくこの視点に気づき、「個人」から「関係性」に研究対象を移しています。われわれヒトは、太古の昔から人間関係の中で、互いに関わりあって生きてきたのだから、当然のことです。そうした視点でみれば、カウンセリング・スキルは、心理療法家のためだけのものではありません。むしろ「われわれが、人生をよりよく生きるための知恵」そのものと言えます。

アタッチメントに基づいたカウンセリング手法を学ぶ

本講座では、アタッチメント理論を基にしたカウンセリング手法である「メンタライゼーション」という手法を軸にカウンセリングを学びます。
この手法の生みの親であるべイトマンとフォナギーは、著書のなかでこう言っています。
「メンタライゼーションは、看護師やその他の専門職の手によって実践されており、そのほとんどが正式な訓練を受けた療法家ではない。この本は、彼ら、彼女らのために書かれている。」
また、こうも言っています。 「メンタライゼーションは、何も新しいことは言っていない。あたりまえの数々を、再構築したに過ぎないのだ」

まずは、アタッチメントを学びつくす

アタッチメント心理カウンセラー

このカウンセリング手法を学ぶためには、まずアタッチメントを“ちゃんと”理解し、使いこなせるようになっている必要があります。
そこで、これまで育児セラピストのカリキュラムで学んできた「アタッチメント理論」をさらに深堀りし、さまざまな角度から解釈してゆきます。それが、この講座のもう一つのテーマでもある「アタッチメントを学びなおし、アタッチメントを学びつくす」という部分です。

具体的にイメージするなら「あの人、アタッチメントのことをよくわかっているな~」「あの人の言うことは、ひとつひとつに説得力があるな~」と言いたくなるような人です。この講座を通して、いっしょに「アタッチメントの達人」になりましょう!

自分や相手のアタッチメントスタイルを見立てる

カウンセラーの第一歩は、自分を知ること。つまり自分のアタッチメントスタイルを知ることから始めます。それによって、自身の“思考のクセ”や“物語の自分”を把握します。そうすると無意識にかけられるバイアス(偏りやねじ曲げ)を、自分の思考から取り除くことができます。人間関係のこじれの多くは、この思考バイアスによるものです。これがなくなれば話はシンプルになります。

そのうえで、相手のアタッチメントスタイルを見立てます。そうすると、相手との感情のすれ違いが起こりにくくなります。その結果、適切な声かけ(あるいは、あえて声をかけない)につながり、よりいっそう寄り添うことができるようになります。

アタッチメント心理カウンセラー

アタッチメントスタイルは、幼少期にその基盤が形成され、その後の成育環境や体験、さまざまな人間関係によって、上書きされたり、多様に変化したりします。だから、単純ではないのです。それを 3 つ(や 5 つ、あるいは7 つなど)にタイプ分けするということは、相当な知識に裏付けられた見立てが、その背景に見えている必要があります。

カウンセリング技術は、自分のため、家族のため、まわりの人のために活用できる

アタッチメント心理カウンセラーで得た知識とスキルは、何よりもご自身にとってのスキルアップになります。単なるスキルアップというよりも、人生を豊かに生きるためのバージョンアップと言えます。そして、ここで得たカウンセリングスキルは、パートナーやお子さんあるいはご両親やきょうだいなど家族との関係を変えるでしょう。

その先で、お仕事や活動で関わるお母さんやお父さん、おばあちゃんやおじいちゃんといった保護者の方たちの悩みや不安に対応するために、さらには職場の同僚や先輩、後輩、上司、部下といった人たちとの関係性においても、活用できるでしょう。

お母さんの不安に対応し、一段上の対応やアプローチができるようになる

アタッチメント心理カウンセラー

これまでベビーマッサージをはじめとした教室をされてこられた方にとっては、「教える」ことに加えて、お母さんたちの悩みや不安に「寄り添い対応する」という要素を付加するきっかけとなります。そして、生徒さんとより関係性を深めることにつながります。 育児セラピスト1級の方は、これまでお母さんや保護者の方の悩みや子育て相談に対応していて、あと一歩力になれなかった、寄り添いきれなかった、ということもあったと思います。そうした場面で、一段上の対応や、さまざまなアプローチができるようになります。

講座カリキュラム

履修項目
理論編(アタッチメントを究める) 実践編(カウンセリングを活用する)
アドバンストアタッチメント・アタッチメント研究の歩み アタッチメントにおける子ども支援
アドバンストアタッチメント・アタッチメント理論概論 カウンセリング理論
アドバンストアタッチメント・アダルトアタッチメント アタッチメント・カウンセリング 理論編
現代的アタッチメント解釈 アタッチメント・カウンセリング 実践編
愛着障害 カウンセリング実践ワーク

活かし方

アタッチメント心理カウンセラー資格は、人間関係が生じるすべての場面で活用できます。なによりも、自分自身のレイヤーを一段上げることになりますので、カウンセリングすればするほど自己成長が促されます。つまり、自分の成長にもなって、相手の悩みの解決にもなるのがカウンセリングです。また、相談者にとってカウンセラーの資格があることは、安心につながり、自己開示を促しやすくなります。

お母さんの悩み相談にのることが多い方

職業柄、お母さんから悩み相談を受けることが多い保育士さん、看護師さん、助産師さん、子育て支援の方、教室の先生にとっては、正式なカウンセリング手法を身につけて相談にのることで、これまでよりも深い関わりができたり、より心に寄り添った関わりや関係性を築くことができます。

また、「カウンセラー資格」をもっていることは、ご自身の自信だけでなく、お母さんにとっての安心や信頼につながり、カウンセリングが進めやすくなります。

職場で管理者や指導的立場を任されている方

後輩や部下に対して、問題を指摘したり、指導したりする際、相手に伝わる「伝え方」が身につきます。相手との関係性の詰め方や、話す順序、言い方、タイミングなどを意識して話を進められるようになります。すると、これまでなかなか分かってもらえなかったことや、改善しなかったことが、よい方向に向かうようになります。また、このカウンセリング手法を応用することで、職場の人間関係も、よい雰囲気をつくることができます。

パートナーやお子さん、ご両親、きょうだいなど家族に対して活用される方

家族というのは、もっとも伝えるのが難しい相手です。遠慮がないうえに、よくわかり合っているようで、他人以上にお互いのことが見えていないのが家族だからです。カウンセリング手法は、家族としての自分ではなく、カウンセラーという第三者の立場からのコミュニケーションを可能にするため、これまで行われてきた「いつもの無益なやりとり(心理ゲーム)」をせずに、ニュートラルに話しができます。
また、お互いのアタッチメントスタイルを前提に話すことで、これまでとは違うアプローチで向き合うことができます。

実際に受講された方々のお声

アタッチメントを取り入れながらの心理カウンセラーはすごく興味深く、そして自分の中で一番理解しやすい内容でした

産後子育てをするママの育児不安が増すなかで、それでも愛情を持ちながら育てるママと不安な余裕のなさから子どもと離れてしまうママを間近で見てきました。そんなママと子ども達に少しでもアタッチメントを育めるような手助けをしたいと思い今回受講させていただきました。
私は心理学の大学を卒業していますが、アタッチメントを取り入れながらの心理カウンセラーはすごく興味深く、そして自分の中で一番理解しやすい内容でした。
今回は、子どもだけではなく養育者に焦点をあてた講座でしたので、より一層養育者への理解も深まりました。今後、子育てをするママ達の育児相談を受ける時は、相手の理解からスムーズに入れる気がします。

助産師・40代女性

楽しい!!すごい!!と思い、これから活かせる場を探していきたいと思います

心理カウンセラーというと、自分には無理、出来ない!!と思っていましたが「アタッチメント心理カウンセラー」だったら、もしかしたら…と感じられました。楽しい!!すごい!!と思い、これから活かせる場を探していきたいと思います。まずは仕事・家族・友人に活かしていけたらと思います。

保育士・50代女性

今回の講座は改めて自分の行っていることの確認作業となり理論的に捉えることが出来ました

NICU時代から児の母親のケアをさせて頂く中で、ケア時間の半分は話して聴くということに視点を置き、残りの半分はケアの実践をしてきました。
ケアを重ねていく中で、話を聴くということは実際にはカウンセリングを行っているのと同じだと日ごろから感じていたため、今回の講座は改めて自分の行っていることの確認作業となり理論的に捉えることが出来ました。ありがとうございました。

看護師・50代女性

メンタライジングと昨年学んだマインドフルネスをしっかり活用したいと思います。今回の講座も、うん!うん!と心にくる内容でした

ベビマの教室や職場で相談にのる機会が多いです。ベビマの後は必ずティータイムをして参加者みなさんがそれぞれ(公表できること)悩みや愚痴を話したり、質問コーナーを話したり。1対1でベビマの説明する時もそのままお悩み相談になることも多々あります。本当に色々な悩みを話してくれて泣きながら話し、帰りは笑顔で帰られる人もいます。そんな中、カウンセラーについて学びたいと思っていたところタイムリーな講座でした。
メンタライジングと昨年学んだマインドフルネスをしっかり活用したいと思います。今回の講座も、うん!うん!と心にくる内容でした。まずはメンタライジング能力を高めます!楽しみながら分かりやすい講座でした。本当にありがとうございました。

児童厚生員・40代女性

その他の『アタッチメント心理カウンセラー』受講者の声はこちら 

受講費用

費用内訳 価格
アタッチメント心理カウンセラー養成講座受講料 130,000円
アタッチメント心理カウンセラー養成講座認定試験料 10,000円
受講費用 (税別) 140,000円
消費税 (10%) 14,000円
総受講料 154,000円

※ 資格認定申請していただきますと認定証が発行されます。
資格認定申請料 20,000円(税別)

開催時間

1日目:10:00 - 17:30
2日目:10:00 - 17:30
※ 講座終了後に、講師へ質問していただく時間もございます。

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