自己肯定感によって育まれる資質

小柳妙子さん(リトミック講師)

立場:リトミック講師

実施場所:都内スタジオ

対象年齢:3・4歳

目標スキル:非認知スキル 自己肯定感

  

教室の内容:自己肯定感によって育まれる資質

リトミックは、通常音楽に合わせて身体を動かしたり拍やリズムに合わせて表現します。
子供というのは時には、もっと自分が自由に動きたいということもあるし一つの音楽のモチーフから、どんどん自分の世界を広げて音やリズムを造り出していきたいこともあります。それくらい、驚くほどの発想力や想像力に満ちあふれている時。そんな、幼児の時期だからこその能力をもっと引き出して子供たちの自由な表現や閃きを大事にした音遊びを取り入れていきたいと考えています。それが、【即興ピアノ演奏を中心に、お互いに感じ合って即興で動いたり、音を出したり演奏したり、表現動作をしたりする『プリーズプリーズ(どうぞ自由に動いてね)』という音遊び】です。

【例】「どんぐりの木のお話」の題材

「大きなどんぐりの気がありました。みんなはどんぐりの赤ちゃんです。まだまだ小さい赤ちゃんです。周りを見ると地面に大きくなったどんぐりが気から巣立ってたくさん地面に楽しそうに転がっています。いいなあ、僕も早く大きくなって、お兄ちゃんやお姉ちゃんたちみたいにはやくお母さんの気からポーーンとお外に飛び出したいなあと考えていました。」というシチュエーションで、どんぐりの赤ちゃんが大きくなっていく日々をイメージして遊ぶところに、即興のピアノ演奏で音楽をつけていってあげます。

ただ、「どうぞ自由に動いてね」って、みんなが自由に動き回ったら、バラバラになってしまうんじゃないかしら?と懸念されるかもしれません。
突然、今から好き勝手に動いていいよと言われたら、そうなってしまうかもしれませんがこの場合は音遊びなので、常に音楽が流れています。
そんな中で、まず音楽に合わせて身体を動かす場面もあって、心が解放されて音楽と一つになろうという意識が子供たちに自然と生まれてきます。
そして「この場面では、◯◯ちゃんの自由に動きたいように動いてね。」と言うと自然にイメージしたままに動いてくれるようです。
子供の発想は本当に豊かで思いもよらないものがたくさんあります。小さいときだからこそ、感じた通りにそのまま表現してくれます。
そして子供たちは演奏と一体化して自由に動いていながら、お互いの心をちゃんと共有できるようになっていくと思います。
自分の気持ちを表現してまたお友達の表現も知る。
お互いのやり取りがまた新しい表現へと展開していったりします。
音楽がまさにコミュンケーションの役割をもっと高めてくれるのです。


※ 教室企画案は一部省略して掲載しております。
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