ママの笑顔は家族の笑顔（ヨガインストラクター 30代 東京都）

ママの笑顔は家族の笑顔

ヨガインストラクター 30代女性 東京都

アタッチメントヨガに興味をもった理由

　　　　　　

私は自身がまだ中学生の頃から、自分と両親との関係性に悩みを持っていました。その思いはいつも自分に付きまとい戸惑わせるものでしたが、成長の過程において自分で処理する方法を覚えたと思っていました。ところが、自分が子供を持ち、まだ幼い子供たちを育てていく中で否応なしに自分を苦しめていたものが浮き彫りとなってきていることを実感 せざるをえませんでした。自分の経験から、常々子供が自信を持って自分の道を切り開き生きていくには親の存在が大きいと感じていました。

私は全米ヨガアライアンス認定 200時間を修了しておりますが、そこに親子の愛着関係を築くメソッドを加えられたら、私と同じ悩みを持つママたちの気持ちを少しでも軽くすることが出来るかもしれない、それがアタッチメントヨガに興味をもった理由の一つです。

　　　　　　

呼吸のコントロールは自らの心のコントロールになる

マタニティ期は、変わっていく自分の身体や体調を受け入れなければならず、そして出産の痛みに耐えられるか、育てていけるか、仕事は続けていけるか、それはもう沢山の不安や悩みが出てきます。産後は溢れる育児情報に惑わされ、自分の自由に出来ないもどかしさ、社会から孤立しているような孤独感、戻らない体型、そしてとにかく寝不足・・・めまぐるしく毎日が過ぎるのに永遠に感じる育児と向き合っていかなければいけない、それが母親です。

では、この状況に置かれたママたちの身体と心の緊張をどうほぐしていけるか、それにはヨガが大きく役立つ事がより深く学べました。一番はやはり、呼吸のコントロールだと思います。心配事があったり、苛々すると呼吸が乱れてしまいます。ところが呼吸というのは普段無意識に行っているので、呼吸のコントロールは自らの心のコントロールになることを伝え、レッスンで深い呼吸へと意識を向けてもらえるようにインストラクションしていけたらと思います。

また、ヨガの八支則の中でも特にヤマ、ニヤマについては積極的に自分の経験と合わせお話として伝えていきたいと思っています。ヨガを知るということは、物や誰かに依存するのではなく、目の前の世界はすべて自分自身の表れであるということ、自分の心の在り方次第で現状が幸にも不幸にもなりえることを知ることだと思います。だからこそ日常生活の中で心がけることが出来るヤマ、ニヤマは大きな意味を成すのではないかと思います。例えば、子供の寝かしつけや、夜泣きというものはえてして母親を苛々させる大きな要因の一つです。やっと一日が終わり、自分の時間を持ちたいのになかなか寝ない、寝たと思ったら数時間おきにやってくる夜泣き。私も幾度となく苛々しました。

ですが、ここでヨガの教えであるサントーシャを思い出すことが出来たなら、今ここに、我が子が健康に育ってくれている、ただそれだけに感謝することが出来るでしょう。毎日育児に頑張って向き合っているからこそ、母親は視野が狭くなってしまうのです。抱っこをすることで肩から胸にかけて閉ざす姿勢をとっているので、考えもなかなか開放的にはならないのかもしれません。子供を育てる誰もが同じ思いを持っているという事、そしてそんな時にどんな風に自分の考えを持っていけばいいのか、そんな方法論としてヨガ哲学を伝えていきたいと思います。

　　　　　　　 　　　　　

アタッチメントの必要性、そしてヨガを利用しての心と身体のリラックス方法を沢山のママたちに伝えていきたい

私は今回アタッチメント・ヨガを学べたことをとても光栄に思っています。冒頭にも書いた通り、私は自分自身が親との関係性に悩んでいたので自分の育児にも自信が持てずにいたのです。私だけではなく、きっと自分の育児に自信たっぷりの母親はそうそういないのかもしれません。けれど、親子のアタッチメントがいかに親と子、双方に大きな影響を与えるか、そしてそれを赤ちゃんがお腹にいるときから知ることが出来たら、それにパパも参加してもらえたら、どんなに素晴らしいかと実感したのです。

特にパパは、身体の変化が起きないのでなかなか親としての自覚を持ちづらく、生まれてからもなんとなく「手伝えることがあれば手伝う」という考えのままいる方が多い気がします。マタニティ期から一緒にお腹の赤ちゃんに意識を向けていくことがその後の夫婦での積極的な育児へと繋がるのではないかと期待が持てると思います。家族の笑顔の為には、ママが幸せで笑顔でいることだと思います。だからこそ自分が教室を開く際には、アタッチメントの必要性、そしてヨガを利用しての心と身体のリラックス方法を沢山のママたちに伝えていきたいと思います。

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