助産師として母児にできること
助産師 40代女性 栃木県
妊婦に寄り添ってヨガを教えたい
現在、私は栃木県の病院で助産師として勤務しています。
今回、ヨガインストラクター養成講座を受講した理由として、助産師だからこそ妊婦に寄り添ってヨガを教えたいと思ったところでした。ナースセンターでは、安産の為身体づくりの一貫としてマタニティーヨガをインストラクターの講師を毎週招いて開催していました。インストラクターの代行がいない事や違う曜日で行ってほしいという患者のニーズがありました。それに応えられるように、助産師が行えるといいのではないかという意見にたどり着き今回の受講になりました。
プライベートでは、ダイエットの目的でホットヨガをやっています。しかし、改めてヨガって何だろうということは教えてもらったことはなかったので、いかにきれいにポーズをとるかとか、他人より長くポーズが取れるかなど自分自身に向き合わず漠然とした間違ったイメージでヨガを行っていました。
ヨガとは何かという講義では、ヨーガスートラからの引用で「心の作用を止めること」と言われており、これは心を無にするとか人間ではなく物体(木や花や草)のように何も感じずただそこにいるようなイメージでした。また、先生がおっしゃっていた過去を輝かせるには「今を一生懸命に生きること」、「今できることを一生懸命行うこと」、そういう生き方がヨガであるということがとても印象的でした。今までの自分は、仕事でも私生活でも先の事を考えながら動きいつも心の中がざわざわしている感覚を感じていました。まさに、ヨガ的な生活ができることで自分自身に芯を持たせ行動ができるのではないかと改めて感じました。
まさにヨガは最良の方法である
次に、ヨガの構成要素(ポーズ)についてでは、安定していること、快適なことが大事であるということを知り、そういう状態だからこそ自分の心と向き合い体までコントロールできるのだと感じました。
呼吸については、唯一自分自身の意識でコントロールできるもので、呼吸は心の動きを速めたり、緩めたりできるもの。呼吸のコントロールこそ自分の心のコントロールとなるというところで、まさに分娩進行中の産婦にも通じるものであるということを感じました。
産婦は、陣痛で痛みがあると呼吸を止めで身体全体に力が入ります。力が入っていると、胎児の心拍数が下がったり、助産師の声が聞こえなくなりパニックになってしまいます。ですので、自然と私たち助産師は、呼吸法の重要性は感じており、まさにヨガは最良の方法であるのだと感じました。
ライフスタイルにおいてもヨガは有効で、呼吸は心と自分をつなぐツールであり気持ちの良い自分でいるために何をしておくか?など考えることも大切であるということを学びました。
ヨガの八支則については、
- ①ヤマ:道徳的基本
- ②ニヤマ:精神的に守ること
- ③アーサナ:ポーズ
- ④プラーナヤーマ:呼吸法
- ⑤プラティヤーハーラ:感情コントロール
- ⑥ダーラナ:集中
- ⑦ディヤーナ:瞑想
- ⑧サマディ:融合
が、ヨガの目的達成の法則であることを学びました。自分自身が、今後ヨガを経験するときにはこのような法則を理解しながら取り組み最終的な「融合」を感じてみたいと思いました。
出産に対して肯定的なイメージで妊娠生活や出産、育児を過ごせるようにサポートしていきたい
今回、受講したことでヨガについての知識と理解が深まりました。ポーズをとるだけではなく心と体と呼吸をつなげながらすべてのものの一体化を感じられるような自分自身になりたいと思います。そして、助産師として出産を迎える妊婦に伝えていき母児が一体感を感じられるよう「結び」の感覚を得られるようにサポートしていきたいと思いました。また、妊婦が児をイメージすることで母性を育み出産に対して肯定的なイメージで妊娠生活や出産、育児を過ごせるようにサポートしていきたいと思いました。
ご講義いただきました先生方、心よりお礼申し上げます。
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