シンポジウムのみご参加をご検討の方はこちらから・11/12(日)

11/11
(土)
10:00-18:00

スキルアップ資格講座

次世代こども教育コンサルタント養成講座

※ この講座は育児セラピスト 前期課程(2級)資格取得者が対象です。

これまでは存在しない新しい専門家をつくる

今回の講座は、「育児セラピスト」につづいて、社会におけるあたらしい仕事を創出する意気込みで臨みました。

「現代は、子育てが難しい時代になりました」と、わたしが言い放ったのは10年以上前のことです。いまや、その“難しさ”は、10年前とは次元が違うものとなっています。複雑かつトリッキー、ひとつ間違えば深刻な問題になり得る。子育ては、いつしか困難と葛藤をともなう苦難の営みとなっています。

“あたりまえ”を行うことができれば、子育ては楽しくて幸せなはずなのに・・・

一方で、子育てにおいて大事なことは、100年前も100年後も変わりません。それは、いつも講座でお伝えしているとおりです。それさえ押さえていれば、子どもは“ちゃんと”育つし、親は子育てに楽しみと幸せを見出すことができます。それならなぜ、子育てが難しい状況になっているのでしょうか?それは、「大事なことを押さえること」そのものが難しい世の中になったからです。

「見返りのない愛情をあたえること」、「ありのままのわが子を認めること」、「子どもの自由を保障すること」、「子どもの成長を邪魔しないこと」、「子どもの有能性の芽を摘まないこと」たったそれだけのことです。

「そんなことはわかっているし、出来ていますよ!」と親御さんたちは、言うかもしれません。しかし、それほど簡単な話ではありません。現代において、これらはこの上なく難しいことなのです。多くの親は、出来ているつもりで、まったく逆のことを、愛情たっぷりにやってしまっています。そして、どこかでその矛盾に気づいています。それを認めるのが怖いから、気づかないふりをしています。

「子どもの可能性を広げるために、できるだけ多くの習いごとをさせています」

「より良い教育のために、私立のお受験に取り組んでいます」

「よい成績をとるために、塾に通わせます、そうすれば有利になりますから」

こうして、教育にたくさんの予算を割きます。親の行動としては、ごくごく一般的で、あたりまえのことです。しかし、これらの行動は、「大事なことを押さえること」になっているのでしょうか?わたしが見てきた限り、多くの場合、逆の結果になっています。

親の愛情は、子どもにとって、期待の押し付けになっている

習いごとをするのも、お受験をするのも、塾に行くのも、子どもとの対話のもとに、子ども自身のモチベーションで行い、最終選択権が子どもにあるなら、これらは、すべて「大事なことを押さえた」行動になるでしょう。しかし、多くの場合、そうはなっていません。子どもの意志よりも、親の思いが勝ってしまいます。子どもはそれに合わせるしかないのです。

こうして親から押しつけられた期待は、ときに愛着を通り過ぎて執着となり、子どもを苦しめ、劣等感を負わせ、傷をつくります。そうした傷は思春期になって問題を引き起こします。親にとっては愛情のあらわれで、子どももそれがわかっているから逆らいません。誰も悪くないのに、不幸な現実が生じます。

そのときどきの状況を、損得勘定ぬきに、一切のしがらみもなく“観る”ことが出来る「第三者」がいれば、その人が、適切な問いかけを親と子どもの双方にすることが出来れば、根拠のある知識を親に提供してあげられれば、「大事なことを押さえられた」のに・・・。わたしは、いつもそう思います。しかし、現実にそういう「第三者」は、みなさんの身近にいるでしょうか?

利害関係なしに、子育てや教育を相談できる第三者はいますか?

まわりを思い浮かべてください。親が、子どもの育て方や教育あるいは進学先で悩んだとき、どんな相談先があるでしょうか?保育園児のお子さんなら、担任の保育士の先生、習いごとの先生、ママ友などでしょうか?小学生のお子さんなら、中学生なら、高校生なら・・・だいたい答えは同じような感じでしょう。

保育園や学校の先生は、具体的な話にはなりにくく、また進学先の情報に対応してくれるわけではありません。習いごとの先生は、その習いごとの方向性に話が限られてしまいます。塾の先生は、進学先の情報は豊富ですが、合格率などの塾としての立場が優先してしまうでしょう。何よりも、相談に乗ることは、本業ではありません。時間も限られてしまうし、領域も限られてしまいます。それでは、第三者を介した十分な検討や対話を行うことは難しいのです。

問題児が活躍し、優等生が評価されない時代が、すでに訪れている

わたしは、これからの子育てにおいて、親が子どもの教育のことを相談できる“専門家”が、仕事として存在するべきだと考えています。もっと言えば、このさき10年の子育てを考えたとき、この“専門家”が必要なことを確信しています。

その理由は、今号のコラムでもお話しした「これからの子育ては、“リ・ペアレンティング”の時代」と、2023年3月の理事長ブログ「“世界の中のワタシ” を育てる」に書いた通りです。

簡単に言えば、社会で求められる価値観が真逆になり、それにあわせて教育の価値観も、変わっていきます。「みんなと同じだから安心だ」などと考えて、これまでの価値観で教育をほどこせば、子どもにとって、大きな機会損失になり得ます。

これからの社会では、これまで問題児とされてきた子どもが評価され、活躍する時代になります。これまでの一斉教育から、100人100通りの多様な教育に取って代わります。

教育予算の使いみちをもっと広くとらえる必要がある

わが子の性格・得意・特徴・好きなこと・集中できることを把握し、それに合わせた教育の選択肢を提示する。これからの社会で求められる資質は、「答えのない問題に、独自の仮説を立て、それを実践実証できる能力」「失敗を恐れずに、うまくいくまでやり続ける能力」つまり「非認知能力」です。これらを養うためには、乳幼児期・小学校低学年の時期がとても重要です。さらに、小学校高学年・中学校・高校・大学や職業訓練と、発達段階ごとに必要な取り組みを、住んでいる地域、その子の個性、教育予算などの要素とともに検討する必要があります。

まさに、専門家の領域です。家庭ごとに、こうした専門家とともに、定期的に教育相談の機会をもつことが、子育ての「大事なことを押さえること」であり、子どもを有能に育てることであり、自立して幸せに生きる力を育てるために必要不可欠です。

「教育予算」を考えるとき、これまでは、塾や習いごと、私立学校の学費がその使い道でした。これからは、有意義な教育予算の使いみちは、次のようなものに代わっていくでしょう。

一つ目は、「子どもの教育をコンサルテーションしてもらうこと」、

二つ目は、「子どもに“特別な体験”を提供すること」

三つ目に、それらがなぜ大事なのかを根拠をもって納得するために「親自身が学ぶこと」

とくに三つ目は、圧倒的に重要です。なぜなら、親が理解していなければ、「コンサルテーション」も「特別な体験」も無意味なものになってしまうからです。これからの子どもの教育は、子どもだけでなく、“親の学ぶチカラ”が問われます。わたし自身も、実際にそうして子育てをしてきました。

この専門家の存在は、これからの子育てに必要です、社会に必要です!

この専門家を「次世代こども教育コンサルタント」としました。「0・1・2歳」「3~6歳」の乳幼児期、「7~12歳」の学童期、「13~17歳」の思春期、「18~22歳」の成人初期の子どもの教育に対応します。それぞれの段階ごとのテーマを学び、個別に対応し提案できる知識を学びます。とくに乳幼児期と学童期初期の「体験教育」は、その後の能力形成において、圧倒的な差を生みますので、地域や経済状況に合わせた具体的な提案をするための基本方針を学びます。

子どもだけでなく、親教育のための知識も学びます。親御さんが納得できなければ、コンサルテーションは成立しません。そのためには、基本的な子どもとの関わり方を学んでもらう必要があります。意識や認知を変えてもらったり、新しい価値観を理解してもらったりしてもらうための知識とスキルです。

わたしは、この「次世代こども教育コンサルタント」がおこなうコンサルテーションを、仕事として展開してもらいたいと考えています。具体的には、心理カウンセラーのように1回60分のセッションのような形です。月1回のカウンセリングを年間契約するようなイメージです。

じつは、わたし自身には、図らずも、この役割を担ってくれる専門家と年間契約していました。まさに、子育てのこと、教育のこと、進学先のことなど、ときには夫婦関係まで(もしかしたら、これがメインだったかもしれません)、家族のあらゆることを相談し、第三者としての意見や見解をくれる存在でした。近年、お亡くなりになられ、その喪失感も、ようやく癒えてきたようなところです。その人の存在は、わたしたち家族みんなにとって、身近であり、かけがえのないものでした。この原稿を書いていて、その人のことを思い出しました。わたしの思う専門家は、このような存在かもしれません。

現時点で、そんな専門家は存在しませんし、仕事にもなっていません。ここから、わたしとともに、この新しい社会の役割を、仕事を、作っていこう、というお話しです。これは、まさに育児セラピストの立ち上げ当初を思い出します。

わたしが、子育てしているときに、こういう専門家がいたら、教育予算のうちの優先順位の高いところに位置付けます(実際そうしていました)。第三者の専門家の存在は、これからの子育てにおいて、必要不可欠になると確信しています。

お仕事をお約束できるわけではありませんし、形になる確約もありません。それでも、わたしは、やろうと思います。なぜなら、本気で、必要だと思うからです。共感していただける方は、ぜひいっしょにやりませんか?

一般社団法人 日本アタッチメント育児協会
代表理事廣島大三


11/12
(日)
10:00-16:00

シンポジウム "年に一度の育児セラピスト交流会"

「子育て・保育・教育を、10年先へアップデートする」

つぎの10年を描くタイミングは、今年です!

13年前の2010年におこなわれた第1回の育児セラピスト全国大会のテーマは「10年後の子育て環境を考える」でした。そしてコロナ禍に突入した2020年、わたしたちは実際に“10年後”の子育て環境を、コロナ禍という特殊な状況で経験しました。本来なら、ここで次を描くはずでしたが、先行きの見えなかったコロナ禍は、みんなやり過ごすので精一杯でした。

そして2023年。コロナはようやく収束しました。次の10年を考えるなら、このタイミングしかありません。3年以上続いたコロナ禍は、さまざまな“現実”を加速させました。テレワーク、オンラインミーティング、オンライン講座は、コロナ前から存在してはいましたが、コロナによって技術も進み、一機に一般に広がりました。

どこにいても、仕事ができる世界が、本当の意味で現実になった

実はわたしも、この原稿を書いている2023年6月は、海外からテレワークで1か月くらい仕事しています。それでも、すべてが通常どおりです。ZOOMで朝ミーティングをおこない、Skypeのチャットで、原稿チェックや仕事の指示をしています。先日は、アタッチメント発達支援のオンライン講座を、海外からおこないました。続いて、育児セラピスト1級のオンライン講座にも登壇を予定しています。

じつは、わたしは、2005年からテレワークをテンポラリーに実践してきました。海外に2週間~1か月滞在して、日本の業務をまわしてきました。これを、ほぼ毎年行ってきました。しかし、これまでは、日本にいるときと全く同じとは、とても言えませんでした。いろんな面で不都合や不便があり、意思疎通や指示に時間と手間がかかっていました。スタッフにも苦労をかけ、不安を抱かせてようやく成立していました。海外から講座をやるなんて、夢にも思っていませんでした。

それが、いまや仕事をするうえでは、もはや日本の事務所にいるときと、本当に何ら変わりません。コロナ禍によって、技術が進んだのと同時に、受講する側を含めた多くの人が、その技術にキャッチアップして、あたりまえのインフラになったからです。これは、コロナによって加速した“よき現実”といえるでしょう。

コロナは、“不都合な現実”をも加速させ、意識の変化を強要した

逆に、コロナが“不都合な現実”を加速させた側面もあります。「ゾンビ企業」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?コロナよりずっと前から、業績が芳しくない状態が続き、本来なら倒産せざるを得ない状況で、追加融資や融資の借り換えを続けることによって、10年以上も存続し続けている企業です。こうした企業の多くは、コロナが引き金となって倒産しました。コロナがなければ、まだまだゾンビ企業として生き延びていたことでしょう。コロナは、ゾンビ企業の倒産を加速させました。

逆に、体力のある企業や、業績のよい会社は、コロナ禍に一気に会社の制度改革に乗り出しました。とくに、人材の評価制度と採用方針です。いま企業がもっとも高い報酬を約束し、もっとも採用したいのは、“厳しい環境の中でも、創意工夫によって結果の出せる人材”です。こうした人材は、これまでの評価制度では対応できませんし、これまでの採用方針では採れません。ユニクロの柳井社長がおこなったのは、まさにこれです。ただ給与を上げたのではなく、有能な社員の選別をはじめたのです。よく考えれば、この対応は、人口減少フェーズに入った日本において、遅かれ早かれ必須の課題でした。コロナがなければ、もっと長い時間をかけて探り探りおこなわれただけのことです。それが、コロナによって加速したのです。

コロナは、ダメな保育園に「否」をつきつけた

保育の現場に目をやってみましょう。保育士による虐待まがいの保育実態や、スクールバスでの園児の置き去りなど、このコロナ禍に、連日のようにニュースになっていました。なぜこれほど連続して起こったのか?

コロナ禍というエクストラのストレスは、すべての人の心を限界点に近づけました。かくして、事件の当事者となった保育士は、園児に怒りをぶつけ、不適切な行動に向かいました。スクールバスの運転手は、コロナ禍における注意事項の多さとストレスで、認知の限界を超え、園児を置き去りにして死に追いやりました。

しかし、そのような事件を起こしたのは、ほんの一部です。他の多くの園では、コロナ禍という過酷な状況の中でも、適切な保育を続けていました。事件を起こした園は、コロナ前からすでに運営が破綻していたのです。保育士が園児に怒りをぶつけてもよい園の態勢、確認をおざなりにしてもよいスクールバスの運行体制、すべてコロナ前からの悪習だったはずです。コロナが、それを加速させ、強調しただけのことです。

“これまでどおり” のやり方・方針・価値観は通用しなくなる

われわれは、かくしてコロナが加速した現実を前提にして、これからの10年を描く必要があります。一言で言えば、「“これまでどおり” のやり方・方針・価値観で、うまくいくことは一つもなくなる」という世界観だと、わたしは考えています。

多くの親がいまもこんな価値観を信じています。

「勉強を頑張って、よい大学に入れば、一流企業に入社できる。そうすれば将来は安泰だ」

「子どもの可能性を広げるために、習いごとは、できる限り全部やらせてあげたい! 」

「小学校にあがったら、塾に行かないと学校の勉強だけでは、遅れをとってしまう」

「中高一貫校に入れれば、高校受験で苦労しないし、推薦で系列大学に行けるので有利だ」

これらは、10年後ではなく、いますでに過去の話になっています。少なくとも、教育関係者や企業経営者、採用担当者といった人たちにとっては、あたり前の事実です。10年後には、多くの人にとって “過去の価値観”になっているでしょう。たとえば、いま人口減少の問題に疑問を抱く人はいないでしょう。それだって、一部の人たちは、人口動態を観て10年前からわかっていて、すでに対応策を考え始めていたことです。しかしそのころ、世間では話題にさえなっていませんでした。早く対応しはじめた人が有利であったことは、言うまでもありません。

“いま”を生きる子どもたちに、大人がしてあげられる有意義なことをする

子育てをする親、保育士、学校の先生、子育て支援にたずさわる人にとって、これからの10年で起こる「新しい価値観の世界」がどういうものであるのか、どう備えをするのか、子どもをどう導くのか、何を重視して、何を重視しないのか?

すべての価値観が、これまでとは真逆や別方向に向かいます。そうしたことを見通せているかどうかは、子どもの未来に直接影響します。世の中が変わってからでは、子どもは成長してしまっています。だから「いま」なのです。

わたしは、不安を煽るような言い回しは好きではありません。そういうことは、なるべく言わないようにしてきました。しかし、今回だけは伝えます。この先10年をかけて、われわれの生きる世界は、まさに「新時代」をむかえます。そういう時代を生きる子どもたちに、身につけて欲しい考え方・スキル・アイデンティティがあります。わたしは、それらを総じて「世界の中のワタシ」という言葉で表現しています。ご興味のある方は、理事長ブログ「“世界の中のワタシ” を育てる」をお読みください。


基調講演

廣島 大三理事長
「子育て・保育・教育を、10年先へアップデートする」

今年の全国大会シンポジウムは、わたしが登壇することにしました。例年なら、わたしは、おもてなし役に徹するところですが、今年は、育児セラピストとしてみなさんとともに、10年先の世界観と価値観を共有したいのです。今号のコラムで書いた「これからの子育ては、“リ・ペアレンティング”の時代」とも直接つながる話をしようと思います。全国大会シンポジウムでの単独登壇は、はじめての機会ですが、そういうタイミングなのだと理解しています。

講演のタイトルは、今回の全国大会2023のテーマでもある

「子育て・保育・教育を、10年先へアップデートする」

です。今年は、講演をとおして価値観を共にしたうえで、対面会場とオンラインでみなさんと対話して、これからの10年で子どもたちに何をしてあげられるのかを見つけたいと思います。これまでとは少し違う感じの全国大会になりそうです。お楽しみにしてください!


優秀実践発表

ここからは、毎度同じことを繰り返しお伝えさせていただきます。

実践発表には、いつも発表者の視点で紡がれた物語があります。さまざまな登場人物が描かれ、出来事やアクシデントをとおして主人公が成長してゆきます。それを聴くだけでも、とても勉強になります。刺激になります。

さらに、これは「発表を聴く」機会であると同時に、みなさん一人ひとりが「これまでしてきた実践を言葉にして振り返る」機会でもあります。みずからも実践報告をした人が、他者の発表を聞くと、その人の物語がより深く、よりリアルに、より実用的に伝わります。

これまでの活動の区切りや振り返りとして、そして、これからの展望を描くため、「実践報告すること」は、この上なく大事な役割を果たしてくれます。言葉にしてまとめた時点で、大きな意味が立ち現れます。

さらに、それを発表という形で大勢の人にアウトプットする機会を得ると、何かのスイッチが入ったかのように、自分のまわりの状況が動き始めたり、必要な情報が入ってきたりします。実践報告には、そんな奥深い世界観が存在します。

これまでの発表者をみてきて、断言できます。

実践報告をしたことのない人は、ぜひ今年やってみてください。書くだけで、すでに大きなものが得られます。いまやっていることの価値が実感できます。そして、次にどこに進みたいのかという展望が見えてくることと思います。

報告をしたことのある方は、“その後”をつづってみてください。物語のつづきです。すると、自分が確実に前に進んでいることが実感できます。点と点は線でつながり、明確な展望が浮かび上がります。また例年と同じことを言いますが・・・

今年はぜひ、実践報告の段階から参加してみてはいかがでしょうか。

育児セラピスト全国交流会

交流してる画像

毎年恒例のランチを介した「おしゃべり会」です。対面で会場に集った方たち、オンラインで参加の方たち、それぞれでグループになって、お互いの近況や、いま取り組んでいることなど、自由に話します。この場から、その後につながる関係性が、毎年生まれています。

全国大会は、講座を修了された方たちが、再び集い、しゃべり、刺激を受け、つながり合い、新しい関係をつくるための場です。

たまたま、同じグループになった人は、そうなる縁でつながっている人です。何かしら意味があります。ランチ交流会は、その入り口です。じつは、このあとにおこなわれる「お悩みスーパーバイズ」につながる導入の役割も担っています。

お悩みスーパーバイズ 2023

交流してる画像

「お悩みスーパーバイズ」では、お互いの悩みに向き合います。全国大会のように、同じ思い、同じ志をもって、同じ学びを共有している仲間同士が集う場だからこそ、“安心安全の場”が形成できます。そのような場で、悩みを他者に打ち明ける、他者の悩みを聞く。いろんな人の考え方や捉え方に触れる。それは、人によって、刺激であったり、新たな気づきや解決であったり、あるいはセラピーになったりします。

ある人は、刺激をもらうことで、なえかけていたモチベーションに再び火が付くかもしれません。やりあぐねていたことの解決策を得る人がいるかもしれません。気落ちしていた心が、癒されるかもしれません。同じように悩んでいる人に出会い、「自分だけじゃなかった」と背中を押されるかもしれません。

わたしは、ここで、スーパーバイザーの役を、毎年させていただき、いつも感じています。ここでの「やりとり」が、わたしにとっても、みなさんとの関係性を深め、先の展望を持たせてくれ、心を和ませてくれる時間となっています。同時に、参加者のみなさんにとっても、そのような時間となっていることを実感しています。

とくに、今年は、基調講演で価値観を共有したあとにおこないます。10年先のことを、真剣に考える機会は、日常ではなかなかつくれません。「新時代」における子育て・保育・教育について、真剣に語り合ういつもとは違う「場」になると思います。

まだ、参加したことのない方は、ぜひ今年それを確かめに来ませんか?

経験者の方も、今年は一味違うスーパーバイズになりそうですよ。

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アタッチメント・アカデミア東京校

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