たった4つのステップでパパがみるみる協力的に!イクメン育成プログラム
STEP2
赤ちゃんへの自信を育てる(8日~14日目)
8日~9日目
1. パパを褒めてみよう
0歳の育児においてパパの得意なことといえば、「赤ちゃんの入浴」です。
これをパパにやってもらって、パパを褒めて、感謝の言葉を口にしましょう。
「さすがパパ!力があるし、手が大きいから、片手で支えて全身をちゃんと洗えるんだね!」「パパがお風呂に入れてくれると、ホント助かる~!」
また、パパに余裕があれば、赤ちゃんと一緒に自分もお風呂に入ってもらうのもいいかもしれません。
実際、赤ちゃんを抱っこして一緒に湯船に入るのは、スキンシップにもなりますし、赤ちゃんはより安心します。
パパが「正しい抱っこ」さえマスターしていれば、まったく危険はありませんし、パパは赤ちゃんとの最高の「おふろタイム」を過ごすことができますよ。
10日~11日目
2. オムツ替えに挑戦!
オムツ替えを敬遠するパパは多くいますが、その理由は、オムツ替えをしたくないからではないんです。
実は、オムツをうまくつけてあげる自信がないだけなのです。
だから、ママはパパにオムツの替え方を教えてあげる必要があるのです。
パパにオムツ替えを教えてあげよう
1. オムツとお尻拭きの場所をパパと一緒に確認しよう
できれば、オムツを替えるときに必要なモノ(オムツ、お尻拭き、ベビーパウダーなど)をひとつにまとめておきましょう。
2. いつものオムツ替えを、丁寧に教えてあげよう
やり方は、普段やっているそれぞれのやり方でかまいません。特に、ウンチの場合の対処法を丁寧に教えてあげてくださいね。
3. 新しいオムツのつけ方を教えよう
その際、どのくらいの加減がよいのか、といった目安を教えてあげます。例えば、「おなかに指が1 本ラクに入るくらいのゆるさで」といった具合です。
4. 汚れたオムツの処理の仕方を教えて完了です!
これでパパは、ひとりでオムツ替えができるようになります。
できることが増えてくると、パパは赤ちゃんに対して、より大きな自信を持てるようになります。
そうすると、だんだん赤ちゃんへの興味がふくらみ、育児にのめりこんでいくのです。
12日~13日目
3. 抱っこひもを使ってみよう
抱っこひもが使えるようになると、パパも赤ちゃんを長くみていられるようになります。
赤ちゃんがグズっても、抱っこであやしてあげられるし、そのまま寝かせることもできるようになります。
これはママにとってありがたいだけではなく、パパが赤ちゃんに関心をもち、赤ちゃんを世話できるという自信を持つうえでも重要なのです。
そうなれば、男親というのは、ますます育児に積極的になるものです。
抱っこひもは、最初はママと兼用でもかまいませんが、できるだけ早くパパ専用のものを手に入れてください。
よほど体格が同じ夫婦なら、共用しても問題ありませんが、たいていの場合は、身長も体格も、体つきも違うと思います。
そうすると、相手が使うたびに、ひもの長さを調整しなおすことになります。
男性にとっては、それだけでも面倒くさく感じてしまい、抱っこひもを使わずに抱っこするようになります。
すると、パパに、短時間で抱っこをやめるクセがついてしまいます。それでは意味がありません。
ですから、パパ専用の抱っこひもを用意するとよいのです。
できればパパも一緒に選んで、パパの気に入ったデザインや材質のものを選ぶとよいでしょう。
さらに、抱っこひもは、「家用」と「外出用」で使いわけることをオススメします。
「家用」は、機能性重視で、体に負担がかからない「昔ながらの抱っこひも」を、「外出用」は、素材やデザイン、色などを好みに合わせた「ファッション抱っこひも」や「スリング」などがよいでしょう。
「家用」として実際に使ってみて、もっとも気に入ったのは「らくーな」というメーカーの抱っこひもです。
この抱っこひもは赤ちゃんとの一体感が大きくので、そのぶん体への負担が少なく、赤ちゃんも安定します。
また、一体感が強く感じるということは、より深い愛着関係が期待できるということでもあります。
「外出用」には「ベビービヨルン」の抱っこひもを使いました。
このメーカーは父親の育児参加を提唱しており、パパのかっこいい育児スタイルを提案していますので、「イクメン」にはピッタリの抱っこひもです。
14日目
4. パパの自信を確かめましょう
さて、イクメントレーニングも2週間目の節目をむかえました。
ここで、一度パパに「イクメンテスト」をしてみましょう。どう試すかというと……
30分間抱っこひもを使わずに、抱っこしていてもらいましょう!
これまでのトレーニングで、たて抱っこ、よこ抱っこはできるようになっているはずです。
そして、抱っこひもを使い、抱っこで赤ちゃんをあやすイメージができていると思います。
ここまでくれば、パパは抱っこの上級者です。
上級者の証は、「抱っこひもを使わずに30分間抱っこすること」です。
ここは、ゲーム仕立てで取り組んでみましょう。
パパは、「上級者」という言葉が大好きです。ですから、そのまま伝えてみてください。
「抱っこひもを使わずに30分間抱っこしていられたら、抱っこの上級者なんだって。お父さんで、それができる人って、ほとんどいないらしいよ!ちょっとやってみようよ!」
という具合にけしかけてみましょう。きっと、パパはのってくるはずですよ。